
間口が狭く、奥に行って広がっている土地を袋地と言います。
その中でも、通路部分が長く、奥の部分(有効宅地部分)が整形になっているような土地が多くあります。
旗竿地とも言います。
奥の部分だけでも標準地とほぼ同じ面積があります。
住宅地であれば、標準地と同じような建物が建つでしょう。
また、通路部分は駐車場として使うなら、カーポートが建物敷地に食い込まずに使いやすい、とも言えます。都心の住宅地の場合には、道路添いよりも奥に入ったところに家があるのは閑静だとして好まれることもあります。
しかし、それでも総額で標準地の価格を袋地が上回るのは、少ないのです。
総額を面積で割った単価は標準地よりも下回ります。
有効宅地部分が間口狭小であることと、通路部分の価値が低いからです。
さらに、袋地の利用は専用住宅2階まで、と制限されることもあり、利用方法が多くある標準地とは将来性も変わります。