
8月16日、送り盆の火に遺産分割調停があった。
法定相続分に見合う代償金を要求する弟、妹に対し、
長男は 『田舎では、家作は長男が守るもの、分けてしまっては家作が無くなってしまう』とほとんど代償金の話にも乗らない。
そうした調停の日、裁判所に行ってみると、書記官から
『長男の家族から電話があり、入院したそうです。一ヶ月はかかるから8月16日は欠席とのことです』と
報告を受けた。
76歳の長男、これまで 頑なに自説を曲げなかった。
(このままでは、調停不調、審判に移行するのも仕方ないか)
本人にもその旨を示唆しておいたが、
長男の近所に住んでいる三男は、『だいぶ悪いから手術することになった』
高齢者でなくても、1月以上入院すると、足は極端に弱くなる。
80に近い人が体力落ちないだろうか。
次回の調停に元気に来てくれるだろうか。
調停のキーマンである長男が欠席では、何も話し合いが進まない。
まずは、次回期日に長男が元気な顔を見せてくれることを願おう。
もっとも、長期の病院生活では、冷静に考える時間も出来るだろうし、
ひょっとして、少し弱気になって、自分の元気な内に遺産分割もけりを付けなければ、となってくれると良いのだが。
さて、頑固な長男、10月に指定した次回調停期日。どんな意見を持ってきてくれるだろうか。